方言がビジネス拡大の突破口に

ビジネスの現場でも方言を直すかどうかは、本人に任されているのが現状です。とりわけ、地方都市では方言の方がかえってわかりやすいという声も聞かれます。マニュアルや教則本については、基本的には標準語が使われることが多く、研修会や講習会などの講師も標準語で説明するのが一般的ではないでしょうか。ネットワーク環境を駆使することが求められる社会では、音声による説明よりも文字や活字を使用する機会の方が圧倒的に多いといえます。文字や活字の場合には当然ながら、日本全国で通用する標準語が中心となります。

方言の使用に関する明確な規定やルールがないのが現状ですが、それも決して悪いことではないでしょう。方言をあからさまに否定するような風潮や慣習がないことからも、方言の有用性がうかがえます。企業がグローバルな競争に立ち向かうためには、言葉や会話についても極力、標準語で統一することが必要です。限られた一部のエリアでしか通用しない方言では、外国人などの日本語の理解力に乏しい人にとっての浸透は難しいといわざるを得ません。より多くの人に自社の商品やサービスを広めるためにも、基本的には方言よりも標準語の方が無難です。しかしながら、イメージ戦略やインパクトを与えることを目的地として、方言をあえて使うという方法もあります。パッケージやキャッチコピーなどに方言を入れることで、思わず手に取ってみたくなることもあるかもしれません。